「Owl Babies」の遊び方

 

Owl Babies

★あらすじ★ 出かけた母フクロウを待つ3羽の赤ちゃんフクロウ:サラ、パーシー、ビル。母が恋しくて待ちきれない3羽。サラとパーシーは母フクロウがいない理由についてアレコレと想像を膨らませて会話をし、一番小さいビルは「ママ帰ってきて」と言い続ける。ついに母親が帰ってくると、3羽は大喜び。大げさに盛り上がる3羽に、母フクロウは「何の騒ぎ?私が帰ってくるって知っていたでしょ」と言う。3羽は改めて、「ママはいつも、帰ってきてくれるんだ!」と心に刻んで安心する。

話のテーマは「親子の絆」。英語を学ぶだけでなく、入園前などに読んでおくと、幼稚園や保育園など親のいない場所に慣れる(=親子分離)ココロの準備になるかもしれません

主な特徴

  • 最適年齢:1〜4才頃
  • 単純なストーリーの絵本で、乳幼児も大好きな動物(フクロウ)の絵が描かれている絵本なので、会話のおぼつかない乳幼児でも楽しめます
  • 親などの読み手に自信がない時は、絵本をめくりながら動画を見て、子供といっしょに聞き手として楽しむのもオススメ。それでも子供には英語の勉強になります。この使い方では、下にリンクした2本目の動画が特にオススメ。

 

関連動画


↑作者のマーティンワデル氏による読み聴かせ動画。聞き取りやすい読み方で、ご自身が読み聴かせをする際の参考になります。ページをめくるタイミングで「チン!」と合図音が鳴るので、英語に慣れない方でもどこを読んでいるのかわかりやすいです。


↑読み聞かせの声にのせたアニメ動画。絵本の世界観そのままに、動きや音楽などが加えられた美しい作品です。読み聞かせをする代わりに、この動画を見ながら絵本を子供と楽しんでも良いでしょう。


↑幼児番組「テレタビーズ」の中での読み聞かせ動画。2本が収録されていて、特に2本目は外国人の子供と一緒に絵本を読んでいる気分になれるので、いっしょに絵本を手元にもって見るのをオススメです。


↑『Owl Babies』を好きな子供が喜ぶで歌「A Wise Old Owl」が収録されている歌動画。可愛いアニメとポップなリズムで楽しめます。

 

オススメの遊び方

年齢はあくまでも目安です。お子さんの反応に合わせて自由に遊んでみましょう!

0歳児

まだ反応は薄いかもしれませんが、本に書かれている通りの英語で読んであげましょう。感情をしっかり込めて読んであげることでMummyという単語と親子の絆は伝わると思います。

1〜2歳児(言葉わかりはじめ)

本に書かれている通りの英語で、ゆっくりと目を合わせながら読んであげましょう。リズムの良い短い文の連続なので、何となく覚えて一緒に読めるようになるかもしれませんし、「I love my Mummy!」というところだけでも言えるようになるかもしれません。

3歳児(会話が成立)

本に書かれている通りの英語で読んだり、子供自身に読ませてみましょう。リズムが良いので、覚えられるセリフも増えてくると思います。言葉の意味を教え、日常生活の中でも絵本の中のセリフを言ってみたり(「Oh my goodness!」など)、アレンジをしたセリフなどを使ったりする(「She’ll bring us mice and things that are nice.」のmiceをriceに変えて言葉遊びをするなど)のも楽しく、実生活での英会話の練習にもなります。

4歳児以降(自分でストーリーが作れる)

3歳児と同じ読み方で良いでしょうが、ぜひ、子供側に読んでもらう機会を増やしましょう。いつも絵本を読むのとは違う相手(=じいじ・ばあば・弟妹・友人等、本の内容を知らない相手)に、英語で読み聞かせをするよう促してみてください。リズムがあって言いやすいセリフの連続なのでこなせる可能性もありますし、それができることで英語を話すことの自信につながります。1人で読みこなせるようになるまでは、隣に座って小さな声でいっしょに読むなどの助け舟を出してあげましょう。

 

この絵本への想い

娘が2歳前くらいの時に特に大好きだった『Owl Babies』。

韻を踏んで繰り返されるリズムが心地が良く、イラストも美しいので、言葉が未熟な幼児でも引き込まれるようにして耳を傾けてくれました。

3羽の赤ちゃんフクロウのセリフが定型になっていて、例えば;

「ママは狩りに行ってるんだよ」とサラ。
「僕たちにご飯を持ってくるんだね」とパーシー。
「ママ帰って来て!」とビル。

…しかし、母フクロウは帰って来ません。

「帰ってくるよ」とサラ。
「すぐに帰ってくるよ」とパーシー。
「ママ帰って来て!」とビル。

というリズムで繰り返されます。それが子供には楽しいらしく、ビルのお決まりのセリフ「I want my mummy!(ママ帰ってきて!)」の箇所がくる度に、まだ言葉がおぼつかなかった1歳の時でも、娘と目を合わせて「I want my mummy!」といっしょに言っては、盛り上がっていました。

絵本の最後(母親が帰ってきたシーン)を引用します;

“What’s all the fuss? You knew I’d come back!”
“I knew it!” Said Sarah.
“I knew it!” Said Percy.
“I love my Mummy!” Said Bill.

(出典:Owl Babies)

[日本語訳]

『何を騒いでいるの?ママは帰ってくるって知っていたでしょ!』
『知ってたわ!』とサラ。
『知ってたよ!』とパーシー。
『ママ大好き!』とビル。

不安から解放された3羽が、母への愛・安心感・幸福感に満たされる結末に、読み手も子供も、同じ気持ちに包まれます。

娘もこの最後のシーンが来ると、安心したように “I love my Mummy!” と元気に言って、いつも抱きついてくれていました。今思い出しても、幸せなやりとりです。

読み手が母親以外の時には、Mummy(Mommy)をDaddy(パパ)/Grandma(ばあば) /Grandpa(じいじ)等に読み替えて読むのも良いでしょう。

身近な大人がいつも自分のことを想い・いつでも味方であると教えること、また、ギュッと抱きしめてそれを体感させることは、子供の心の健やかな成長に大きく役立つはずです。

親子の絆をテーマにした『Owl Babies』は、子供も親も温かな気持ちにしてくれる一冊です。

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さあ、「絵本遊び」を楽しみましょう!

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