「Giraffes Can’t Dance」の遊び方

Giraffes Can’t Dance

★あらすじ★ キリンはダンスが苦手な動物。アフリカ中の動物が集まる年に一度のダンスイベント『ジャングル・ダンス』に参加しようとしたキリンのジェラルドは、『キリンは踊れないくせに!』と笑われ、失意のままダンスフロアを後にする。しかし、コオロギに導かれて月や草など自然が奏でる音楽に気づいたジェラルドは、そのリズムで誰よりも素晴らしいダンスを踊る。そして「みんなと同じダンスができる必要はない。自分の好きな音楽さえ見つかれば、誰でも踊ることができるんだ。」と気づく。

話のテーマは「多様性」。「みんな違って、みんないい」という価値観を教えてくれる絵本です

主な特徴

  • 最適年齢:3〜6才頃/乳児でも絵は楽しめ、大人の心にも響く内容です。
  • ストーリー性がある絵本なので、会話がある程度できるようになる3歳頃から、特に楽しめます
  • 他の動物がキリンをバカにして大笑いするようなシーンが出てきます。そういうシーンでは「これは哀しいよね、お友達には絶対しちゃダメだよ」など、対人マナーについて教えることができます
  • 親などの読み手に自信がない時は、絵本をめくりながら動画を見て、子供といっしょに聞き手として楽しむのもオススメ。それでも子供には英語の勉強になります。見た後には、ぜひ感想などを親子で語り合いましょう。

 

関連動画


↑ベーシックな読み聴かせにのせたアニメ動画。感情豊かな読み方で、ご自身が読み聴かせをする際の参考になります。読んでいる単語が赤字表示されるので、英語を話すのに慣れていない方が、英語のリズムに慣れるのにも役立つ優秀な動画です。


↑読み聞かせ動画。音楽や効果音で楽しく見せており、ページをめくるタイミングで「チン!」と合図音が鳴るので、手元に絵本をもって見るのに最適です。


↑絵本の言葉をそのまま歌詞にした歌。歌いやすいリズムで、言葉を覚えるのに役立ちます。絵を見ながら聞くと、話の美しさが際立ちます。

 

オススメの遊び方

年齢はあくまでも目安です。お子さんの反応に合わせて自由に遊んでみましょう!

0歳児

本の内容をそのまま読んでも良いですが、1ページ毎の絵を見ながら「Giraffe, Lion…(キリンさん、ライオンさん、、、)」とページ内の動物を指差ししながら教えてあげたり、「Look! Giraffe is so sad. (見て!キリンさん悲しそう)」など感情を教えてあげたり、動物のダンスをマネするように手足を動かしてあげるだけでも楽しめます。

1〜2歳児(言葉わかりはじめ)

本に書かれている通りの英語で読んであげましょう。子供がわからない単語も出てきますが、質問されない限り流して読みます。

ただし、主人公の「ジェラルド」の気持ちや他の動物の行動の良し悪しなど、話のキーポイントは理解できるような工夫をする(「キリンは踊れないくせに」とバカにした動物たちのことは「ダメだよね?ジェラルドかわいそうだね。」と付け足したり、ショックを受けているジェラルドの様子はことさら感情を込めて読んだり、など)と、この年齢には長めの話ですが、最後まで興味をもって絵本に集中できるでしょう。

動物たちのダンスシーンでは、「チャチャチャ!」などと言いながらいっしょに踊ってみたり、絵の中の動物のマネをするのも楽しく、親子の良い運動にもなります。

3歳児(会話が成立)

この本が最も楽しめる年齢。本に書かれている通りの英語で読んだり、子供にページ毎の内容を説明させてみたりしましょう。

子供が説明する際には、内容が雑でも間違っていても止めず、頷きながら最後まで聞いてあげましょう。言葉に詰まりそうになったら親が小声で読むなど、サッと助け船を出すことも大切。途中で飽きたり、難しくなって投げ出した場合には、無理強いせずにそのまま終了。挑戦してみただけでも、本人にとっては良い頭の体操になっています。

また、子供が聞き手の時には、(日本語で構わないので)合間合間でジェラルドの気持ちを聞いたり、シーンに対する感想を聞いてみたりすると、内容理解が深まります。

4歳児以降(自分でストーリーが作れる)

3歳児と同じ読み方で良いですが、ぜひ子供に読んでもらう機会を増やし、内容について積極的に話し合いましょう。

感情を込めて読ませると、言葉が体感として理解しやすくなります。

また、ダンスを一緒にしながら読み、動きを英語で説明する等、ストーリーに関連した会話をしながら読むと、語彙力アップの手助けになります。

 

この絵本への想い

娘のお気に入りでもありますが、私も大好きな一冊。

ストーリーも良いのですが、とにかく絵が可愛い!
イキイキと表情豊かな動物たちを見ているだけで、この絵本の世界に引き込まれます。

娘は3才半くらいになると、私への読み聞かせをしてくれるようになりました。

「ライオンはすごく生意気で、動物はみんなキリンを笑って・キックして、キリンはすごくショックで、哀しくて…」と、絵を見ながら登場キャラクターの感情を追うように話す姿に、娘の優しさを感じて嬉しくなったものです。

そして、この本のメッセージは、大人も子供も、心を強く生きていくために大切な考え方「ダイバーシティ(多様性)」です。

他人と自分を比べない。
他人と同じであろうとしない。

他人と同じことができる必要なんてない。
他人に否定されても、自己否定をする必要なんてない。

ロックやタンゴが踊れないキリンは、自然の奏でる音の心地良さに気づき、のびのびと美しく大胆なダンスを踊ります。

自分が「好き」と思えることを見つけることが大切。
それをつきつめていくことで、より良い成果がついてくることもある。

自分を知って・自分を大切にしつつも、自分の殻に閉じこもらず自分のダンスを踊るキリンの吹っ切れた強さそのものが美しく、私たち一人一人がそうありたい姿ではないでしょうか。

『Giraffes Can’t Dance』は、“自分の人生”を生きる大切さをイキイキと伝えてくれる名作です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Giraffes Can’t Dance GIRAFFES CANT DANCE…
価格:1088円(税込、送料無料) (2018/7/24時点)

↑ボードブック版

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Giraffes Can’t Dance GIRAFFES CANT DANCE…
価格:2610円(税込、送料無料) (2018/7/24時点)

↑ペーパーブック版

※ボードブックは、厚紙成で丈夫。乳児にオススメです。
※ペーパーブックは、縦29cmの大判で可愛い動物が大きく見れるのが楽しく(サイズは手元にある本を採寸。版によって違うこともあるかもしれません)、個人的には一番オススメです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Giraffes Can’t Dance [With Book] GIRAFFE…
価格:1555円(税込、送料無料) (2018/7/24時点)

↑本&CDセット

さあ、「絵本遊び」を楽しみましょう!

LINEで送る
Pocket

コメントは受け付けていません。