「Don’t Let the Pigeon Drive the Bus! 」の遊び方

Don’t Let the Pigeon Drive the Bus!


★あらすじ★バス運転手から、バスの監視を依頼された“あなた”は『ハトにバスを運転させないでね!』という指示を守らなければならない。しかし、“あなた”にハトが近づいてきて、あの手この手でバスを運転しようとする。何を言ってもバスを運転させてくれない“あなた”に、ハトはとうとうイライラ爆発!と、そこにバス運転手が戻ってきてハトは退散。バス運転手はあなたに御礼を言い、そして、ハトは次のターゲット(トラック)を見つけ、それを運転する夢に想いを馳せる。

登場キャラクターは「バス運転手」「ハト」、そして読み手である「あなた」。彼らがあなた(読み手)に話しかける→「No!」などと応える英会話体験が、簡単に楽しめる絵本です

主な特徴

  • 最適年齢:2〜6才頃
  • コミュニケーションを楽しむ絵本なので、言われた言葉に反応できるようになる(何となくでも言葉のやりとりができるようになる)2歳頃から、特に楽しめます。子供は「No!」だけ言えれば、とりあえずは大丈夫です。
  • 親子ともに受け応えに慣れてくると、とにかく盛り上がります。読み手(ハト役)がテンションを上げ、感情を込めてリズムよく、本気で子供を説得するつもりで読みましょう
  • 親などの読み手に自信がない時は、絵本をめくりながら動画を見て、子供といっしょに聞き手としてハトやバス運転手の言葉に応えながら楽しむのもオススメ。それでも子供には英語の勉強になります。この使い方としては、下の2本目の動画が特にオススメです。
  • 版によって、絵本のセリフが違う箇所があります。読み聞かせ動画と手元の本に書かれている言葉が違うこともありますが、大きく意味は変わりません

 

関連動画


↑ベーシックな読み聴かせ動画。ご自身が読み聴かせをする際の参考になりますが、実際に読む際にには子供の反応に合わせて大げさに盛り上げるくらいのテンションを加えましょう。


↑こちらもベーシックな読み聴かせ動画ですが、より感情を込めて楽しく読んでいます。この動画の読み手は子供だそうですので、動画を見せる時にそのことを伝えると、お子さんがマネしたくなるかもしれませんね。


↑読み聴かせ+子供の受け答えをのせたアニメ動画。とてもよくできていて親子で楽しみながら見ることができます。


↑絵本の内容をベースにした粘土アニメ動画。バス運転手の顔が絵本とはだいぶ違いますが、とても可愛いくて面白く出来上がっています。


↑絵本内容を抜粋したアニメ動画。絵本全体をカバーした内容ではありませんが、動きがTVアニメのようによくできている上に、子供たちの可愛い声も収録されていて見応えがあります。

 

オススメの遊び方

年齢はあくまでも目安です。お子さんの反応に合わせて自由に遊んでみましょう!

0歳児

本に書かれている通りの英語で読んであげましょう。感情を込め、演技力満点で読んであげると、子供は読み手の感情豊かな表現を世論媚び、興味深く耳目を傾けてきます。

1〜2歳児(言葉わかりはじめ)

本に書かれている通りの英語で、しっかりと演技をしながら読んであげましょう。「ハトにバスを運転させちゃダメ。何を言われてもNo!って断るんだよ。」と子供にしっかり説明(日本語でOK)してから、ハトおよびバス運転手になりきり、話しかけるように読んであげましょう。

もし、子供が途中で「OK」などと言ってハトに運転を許可してしまった場合には、「Yay! Thank you! Vroom, Vroom, Vrooooooom… Bye!」などと言ってバスを走り去らせる演技をしてから、「バス行っちゃったね、どーする?運転手さんが帰ってくる前に…もう一度やり直す?」という感じで、「No!」と言わなければいけないことを明るく説明してあげましょう。

3歳児(会話が成立)

2歳児と同じ読み方でも良いですが、ぜひ、子供側に読んでもらう機会を増やしましょう。大人側は「No!」と言うだけでなく、わざと考えるフリをしたり、「OK」と言って子供に「運転させたらダメだよ」と説明をさせるなど、本をベースとした自由な会話を楽しみましょう。

自由な会話によって、ただ「No!」と言っていただけの時よりも内容の理解が進み、言葉の意味も理解できるようになります。

親が聞き手側をする場合にも、気持ちを入れて演技をしましょう。そうすることで、読み手としての子供のテンションも上がります。

4歳児以降(自分でストーリーが作れる)

3歳児と同じ読み方で良いでしょう。間に挟む自由な会話をできるだけ増やすことができると、英会話にに子供が慣れる良い機会になります。

 

この絵本への想い

絵本作家の「Mo Willems(モー・ウィレムス)」をご存知ですか?
彼のHPを見ると「あっ!見たことある絵だ!!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。モー・ウィレムスのHP「Pigeon Presents」

作家やアニメーターとしても有名なモー氏は、「セサミストリート」「カートゥーン・ネットワーク」「ニコロデオン」など、大手のプログラムでも活躍。作家として6回もエミー賞を受賞していることも、彼の類いまれなる才能の表れでしょう。

その彼が絵本作家への転身を決意し、最初に出版したのが「Don’t Let the Pigeon Drive the Bus!」。読み手=ハト/聞き手(子供)=“あなた”として読むと、「ハトのあの手この手」のやりとりが非常に楽しく、親子のコミュニケーションが盛り上がる絵本です。

そのやりとりとは、例えばハト(読み手)が;

「従兄弟にバス運転手がいるんだ。ホントだよ。」と言って運転上手をアピールしてきたり、
「僕は何もさせてもらえないだね。」と同情を引こうとしてみたり、
「運転ごっこをしよう!僕が先に行くよ!」と遊びに誘ってみたり、
「たった1ブロックの運転だけだよ」
「僕ら親友になろう」
「5ドルでどう?」
「キミのママは僕に運転させてくれるはずなのに」
「(バスを運転するのは)僕らの夢じゃないか!」

などなど、次々に言葉を投げかけてきて、何とかバス運転に乗り込もうとします。それを“あなた(聞き手/子供)”は全て断らなければいけません。

読み手(ハト役)がテンションを上げ、本気で子供を説得するつもりで読むと、子供は大笑いしながら

「No!」「No, No, Noooooo!!!」

とハトの誘惑を断ってきます。

娘にこの本を買ったのは2歳前なのですが、最初の内は、本の冒頭で「ハトにバスを運転させちゃダメだよ」と約束をしていたにも関わらず、ハト(読み手)の必死に頼み込みに負け「Okay…」と何度か言ってしまうことがあり、それはそれで盛り上がりました。親(読み手)としても達成感があって、妙に嬉しかったのを覚えています。笑

『Don’t Let the Pigeon Drive the Bus!』は、動きと臨場感を感じるユニークな絵本で、モー氏のアニメ業界での経験が遺憾なく発揮された名作です。

発売当時、ニューヨークタイムスをはじめ、様々なメディアで絶賛されたこの絵本。現在(2018.07)では、この「ハト」シリーズは9冊(内1冊はDon’t Let the Pigeon Drive the Bus!の大判絵本)が出版される大人気シリーズになりました。

全てのページが可愛く・楽しい絵本なので、英語ができる方はもちろん、苦手な方も「演技力で読み切る!」という勢いで、ぜひ手に取ってほしい一冊。子供は、最初は英語が分かろうが分かるまいが、

「Noooooooo!!!」「ダメーーー!!!」

と言いながら、大喜びしてくれるでしょう。

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さあ、「絵本遊び」を楽しみましょう!

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