ハマる人続出!無料で英語歌&日常会話が勉強できる「Carpool Karaoke」のYoutube動画が面白い

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米国の人気番組『The Late Late Show with James Corden(レイト・レイト・ショー)』の1コーナー、『Carpool Karaoke(カープール・カラオケ)』が、世界中で大人気です。

だいたい15分程度のコーナーなのですが、軽快な会話と有名なポップスで構成されていて、英語の勉強にも最適。公式の無料動画がYoutube(ユーチューブ)にUPされている手軽さも◎。

しかも!内容がわかると爆笑ものの面白さで、日本にも多くのファンがいるほどです。

百聞は一見にしかず。実際にどんな内容なのか、観てみましょう。

『カープール・カラオケ』とは?

Carpoolとは「相乗り」のこと。

米国の人気番組『レイト・レイト・ショー』内の大好評企画『カープール・カラオケ』は、ショーの司会者である『ジェームス・コーデン(James Corden)』が運転する車に有名歌手などのセレブが相乗りして、歌とおしゃべりを楽しむものです。

毎回、ジェームスの

「ヒドい渋滞にハマっちゃって…仕事に行くのを助けてくれて、本当に有難う」

という小芝居から始まるこの企画。主にロサンゼルス(時にイギリスなど)を走りながら歌と会話をして、最後にTV局などに到着して終了します。

会話→ヒットソング→会話→ヒットソング→…という内容の約15分。会話が短い分、英語がわかりやすいのが勉強目的の視聴としては大きなメリット。

さらに、誰でも知っているヒットソングを改めて聴けるので、歌詞を聴き取る練習もできますし、歌で英語を勉強するキッカケや歌選定の助けにもなります。

※歌で英語を上達させるコツについては『歌で覚えれば、楽+効果的!英語の発音・リズム・聴解力を身につけるコツ』をご参照ください。

 

何でも歌えて、喋りも面白い!才能の塊『ジェームス・コーデン』

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司会のジェームス・コーデン。彼は、ポップスもラップも歌いこなし、どんな歌手ともハモることができる相当の歌上手。

さらに会話も面白く、ブラックジョークや不躾とも取れる質問をしても、セレブたちが思わず笑顔になってしまう愛されキャラ。相手のことをよく調べ・よく理解していること、そして、悪意のない人懐っこさが画面からも伝わってきます。

歌手やコメディアン、俳優、声優など、マルチに活躍する英国人の彼。米国の人気長寿番組『レイト・レイト・ショー』の司会として抜擢された際には、その大役を心配する声もあったそう。

しかし、『カープール・カラオケ』を含め番組自体が大好評を博し、報酬も大幅更新の上、現在に至るそうです。

ちなみに、彼の英語は、日本人にとっても聞き取りやすいスタンダートな発音&語彙です(イギリス英語っぽさは強くありません)

 

勉強に効く『Carpool Karaoke』を紹介

どの動画も面白いですが、特に英語の勉強に効きそうな動画をセレクトしてみました。

まだ見ていない動画もたくさんあるので、良いものがあれば順次追加しておきますね。

ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)

彼の出演する動画はユーチューブに3本アップされています。


↑1回目の出演。喋り方が他の2本より多少ボソボソしていますが、慣れると聞き取りやすいでしょう。


↑2回目の出演。洋服店でのシーンには、「きちんとめの日常会話」で使える英語表現が多くて参考になります。

ちなみに、頻繁に使われている「swag」とは「(独特のセンスが)イケてる、カッコイイ」という意味のスラングで、ジャスティン・ビーバーも好んでよく使う言葉です。


↑3回目の出演。5分ほどの短い動画で、ジェームスがグラミーショーの司会をした年のもの。グラミーの後に、レイト・レイト・ショーに向かう設定ですが、会話がとても愛らしく、聞き取りやすくもあります。

ジャスティン・ビーバーと言うとお騒がせセレブのイメージもありますが、この3本の動画を観ると、その心根が温かさや独特の感性が感じられますよ。そしてやはり、彼の透明感のある歌声は最高!です。

 

ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopèz)


「君がJLo(ジェイロー/ジェニファーロペスの愛称)なら、僕はJCo。」という会話から始まり、「お尻の話」「JLoの携帯からレオナルドデカプリオに勝手にメッセージ送信」など、ジェームスやりたい放題の1本。

ちなみに、レオ様とのやりとりの箇所は下記の通り…ネタバレになるので隠しますね(読みたい人だけ、クリックしてください)。

レオ様へのメッセージ&返信内容

送信文
“Hey Baby, I’m kind of feeling like I need to cut loose. Any suggestions? Let me know, JLo(you know, from the block).”
(ねぇ、ベイビー。何かちょっと羽目を外したい気分なのよね。どうかしら?返事よろしく。JLo(from the blockのね))

“JLo(you know, from the block)”の箇所は、直訳すると「JLo、ご近所さんのね」といった感じでしょうが、JLo は”Jenny from the Block”というヒット曲があるので、それとかけているのでしょう。

これに対するレオ様の答えがコチラ↓。

返信文
“You mean tonight, Boo-Boo? Club-wise?”
(今日かい、ハニー?クラブとか?)

Boo-Booとは、恋人や友達などに対する甘い呼びかけ方です。だいぶ軽い、甘えた呼び方…何だか、レオ様のプライベートでの様子が垣間見えるようですね。笑

Club-wiseの”-wise”は「〜に関しては、〜的には」という意味で、ビジネス英語でもよく使う表現で、

“It’s OK design-wise.”(デザイン的にはOK)

など、様々な名詞に付けて幅広く使える便利な表現。Club-wiseのように、軽い内容で使うと“こなれた大人”という雰囲気が出ますね。

内容が面白いだけでなく、使える表現も出てくるので、頑張って聞き取る価値あり!の1本です。

 

サム・スミス(Sam Smith)


彼の歌声の美しさと、キュートなキャラクターが堪能できる1本。

サム・スミスは同性婚をしているようなのですが、その結婚式の演出の話など、とても面白く、心がほっこりと温まりますよ。英語もわかりやすいです。

 

クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)

圧倒的な歌唱力と、軽快な会話が楽しめる1本。

「ウケる!」というニュアンスで「I love it!」と言っていたり、日常会話で使える簡単な表現もいくつか出てきます。

また、アギレラの歌は英語が聞き取りやすいのも◎。彼女ほど上手に歌えなくとも、自分で歌っても気持ち良い歌ばかりですよ。

ゲストとして登場する女優のメリッサ・マッカーシーの英語もクリアで聞き取りやすいです。

動画の最後に歌われる『Beautiful』は、子供時代に父親から虐待を受けていたことを告白した歌。性的マイノリティなど、社会的弱者を今も勇気付けている名曲です。

 

シア(SIA)


歌も会話も純粋に楽しい上、「こなれ感のある英語」のお手本のような表現も頻出する1本。会話力を磨きたい人にオススメです。

歌い方は独特ですが、簡単な英語歌詞の歌ばかりなのも◎。ヒアリングの良い練習になります。

 

ミシェル・オバマ(Michelle Obama)


バラク・オバマの夫人である彼女が、ホワイトハウスから去る少し前の時期に収録された1本。

冒頭のホワイトハウス警備員とジェームスの会話も面白いですし、ミシェルのフレンドリーで真摯な人柄も興味深く、大統領夫人として人気が高かったのも納得です。

ちなみに、大統領夫人(当時)に対しても容赦ないジェームスのツッコミが見もの。

ホワイトハウスを去ることに対する気持ち

というテーマの会話で、ミシェルが「ホワイトハウスの素晴らしい人々と会えなくなるのは寂しい」という話をすると、

「深夜に夜食作らせたりできないから?」

という意図のツッコミを返したり…スゴいですよね。

それに対して、ミッシェルが大喜びで話を膨らませる様子も微笑ましいので、ぜひ、楽しんで視聴してみてくださいね。

 

まとめ

内容が楽しく、15分程度の短さで、何度でも見たくなる『カープール・カラオケ』。

“繰り返し”が大切な英語学習に最適な特徴を備えたこのような動画が無料で見られるのは、とても有難いことですよね。

上に挙げた動画以外にも、YouTubeの公式サイトに多くの『カープール・カラオケ』がUPされていますので、ぜひ、いろいろとチェックを。

お気に入りの1本が見つけて、より楽しく英語に親しみましょう!

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