Can You Find Me?
ストーリーはなく、見開き毎に指定された生き物を見つけて遊ぶ絵本。
カラフルなモザイク画のようなアートの中に、可愛らしい表情の動物や虫、魚などが隠れています。
生き物の名前以外は基本的な英単語のみが使用され、短い定型文を繰り返すだけですから、英語が苦手な親御さんでも比較的読みやすい絵本で、遊び方のバリエーションも豊富です。
主な特徴
- 最適年齢:0〜6才頃
- イラストが可愛いので、英語ができなくても楽しめます。
- 「Can you find me +場所(in the garden/at the pond/etc.)」と「Can you find +数字+生き物名(one butterfly/two tadpoles/etc.)」と生き物の名前しか英語は出てきませんので、英語ができない大人でも比較的読みやすいです。
- カラフルな色みや動物の絵がたのしいのか、言葉のできない0〜1歳児でも何となくページを見たりなど、興味を示すことがあります。
- 生き物の名前がたくさん覚えられます。
- 場所(arden/pond/etc.)が必ず出てくるので、場所名と併せて、前置詞を理解させるのにも使いやすい絵本です。
- 文よりもコラージュのように多くのモノが描き込まれたイラストがメインの絵本なので、工夫次第で、生き物の名前以外にも、数字や色、形などが覚えられます。
- 見開き右ページに名前が書かれていない生き物も左ページの絵の中に隠れていたりなど、遊び方のアレンジが多くできるのも良い点です。
- デザイン性が高く、乳幼児でも見やすい大判サイズなので、出産祝い等の贈り物にも適しています。
関連動画
残念ながら、参考になる動画は見つかりませんでした。ただ、とても簡単な内容なので、親子で生き物を指差しながら、楽しいテンションで読むだけで大丈夫です。
オススメの遊び方
年齢はあくまでも目安です。お子さんの反応に合わせて自由に遊んでみましょう!
0歳児
内容に関係なく、各ページのイラストを見せて、話しかけてあげてください。
「Hi, ○○(子供の名前)! I am a rabbit! (こんにちは、○○ちゃん!私はウサギ!)」「How many monkeys…1, 2, 3, 4! (お猿さんは何匹いるかな…1,2,3,4!)」「Hay, look at this black octopus. It’s smiling. So cute! (ねぇ、この黒いタコさん見て。笑ってる。可愛い!)」など、イラストを1つ1つ指差しながら、色や形、生き物の名前などに親しむことができます。
英語が苦手な方は、上のように文にしなくても良いので、色や形、生き物の名前だけでも英語で言ってあげられるとより良いです。
1〜2歳児(言葉わかりはじめ)
本に書かれている通りの英語で読んであげてください。
短い文や単語ばかりなので、繰り返し聴く内に、言葉を覚え、自分で読めるようになるかもしれません。そうなったら「読んで!」とこちらからせがんであげましょう。
また、見開き右ページ内で名前が出て来ない生き物、数字、色についても、左ページ内で指を指して「What’s this? A snake! (これ何?ヘビさん!)」「Oh, how many eggs are there? 5? whose eggs? (おぉ、いくつ卵ある?5つ?誰の?)」「5 orange carrots are there…to whom you want to give them? 2 bunnies, here you go. 1 squirrel, 1 for you, please. 2 mice, the rest are for you… (人参が5本あるね…誰に挙げる?ウサギさん2羽、はいどうぞ。リスさん1匹、1つどうぞ。ネズミに2匹、残りは君らに…)」などと遊びながら教えてあげましょう。
3歳児(会話が成立)
いっしょに声を合わせて読んだり、子供に読み手をしてもらう機会を増やしましょう。また、合間合間に、1〜2歳児の時と同様に、左ページ内のイラストを自由に使って会話をしてみるようにしましょう。
また、絵本のイラストをお手本に、お絵描きを楽しむこともできます。単純な線で描かれているものが多いので真似しやすいですよ。お絵かきの最中にも「Pass me a pink pen, please. (ピンクのペンもらえる?)」「Which color do you like there? (そこは何色にする?)」「Let’s draw 8 arms on this octopus! (タコに8本足を描こう!)」などと会話ができるとベターです。
4歳児以降(自分でストーリーが作れる)
3歳の時と同様の遊び方にプラスして、見開きページ毎の自作ストーリーを作る遊びに挑戦してみましょう。
この年齢の子供たちは想像力を働かせた「ごっこ遊び」が得意ですので、「What those meercats are looking at? (あのミーアキャット達は何を見ているの?)」など単純な質問をキッカケに、様々なストーリーを考えることができるかもしれません。話が支離滅裂でも注意せずに、自由に話させてみましょう。日本語が混ざっても注意は不要ですが、英語で「Oh, funny giraffe…」などと合いの手を入れられると、子供の語彙力が強化でき、英語で話そうとするキッカケにもなるのでより良いでしょう。
また、前置詞を意識して、会話や「ごっこ遊び」をするのも◎。出て来ない前置詞については、お絵描きをしながら説明するのが楽しいです。
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Animosaics: Can You Find Me?![]() Surya Sajnani words & pictures 2017-07-20
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さあ、「絵本遊び」を楽しみましょう!